割り切り

「ちょっとうんこしてくるわー」と割り切りで出会った女の子が言ったので、僕は思わず「しているところ見せて」とお願いした。
僕もかつてはまともな男女交際をしていた時期がある。割り切りなんて全く縁のない世界だった。それが今では男女関係と言うと割り切り交際のことを指すようになっているのだから、どこで人生を誤ってしまったのだろうか。
割り切り掲示板なんてロクな女がいないことはわかってはいて、それを承知で僕も利用していて、それでも性格的に明るい子が当たると救われる思いもする。ブサイクでいかにも「お金のために仕方なく」臭を匂わせている子では勃つものも勃たない。
その点、彼女は開けっぴろげな陽気な女の子だった。セックス前には食事やお酒にも付き合ってくれたし、もちろんそこには金銭が介在するもののデートとして楽しんでくれているようだった。
そしてまるで恋人同士のような雰囲気でホテルに入り、荷物を下ろしてお風呂も沸かして、一息ついた時に彼女が申し出てきたのである。
タダマン
「えーヤダー、スカトロなの?」と彼女は笑っていた。いや、僕はスカトロではない。モノには興味がない。あくまでも、うんこしている彼女を見たいのだ。
以前に付き合っていたカノジョの排泄シーンはついぞ見ることがなかった。当たり前である。見せるようなものではないし、見せてくれるようなものでもないので、こちらもお願いはしなかった。しかし割り切りは別だ。もちろん、割り切りとは言えお互いの尊厳は大切にするべきであるし、僕もそうしている。その一方で心でつながった関係では実現できない行為も割り切りではできたりする。僕が真っ当な男女交際から割り切り交際へと鞍替えした理由はそこだ。
今、ここにカノジョ相手では無しえなかった排泄実況が体験できる。
「えー、さすがにうんこはいくらって決めてないなあ」と言いつつ、彼女は指を1本立ててきた。10Kほど上積みを要求しているのだろう。それくらいは応えてやろう。
風呂とトイレが一緒になったユニットバスなので、僕は風呂に身を沈め、彼女は便器に腰かけていた。
「便秘やから、むっちゃくさいでー」
大丈夫だ。うんこのクサさには自分の排泄で慣れているし、匂いマニアでもない。その姿だけで僕は満足なのだ。
やがて匂いが流れ込んできて僕は死んだ。
割り切り掲示板
援デリ

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